昨日、イベントで石見神楽を見てきた
野外だったので暑さと日差しで酷く疲れて、うかつにも7分丈を着てたので紫外線アレルギーになった
神楽以外にも町村の催しや屋台が出てて内容は田舎ネタでも規模はデカいというやつ
島根と広島の県境的な位置にある昔は郡部だった地域の神楽なんてショボいだろうと思ってたし、やるのは広島神楽ぁぁぁ?
広島は神楽の内容は分かりやすく派手な演出があるけど、男でもメイクするので好きになれないけど、見に行きはする
今回ので印象はガラリと変わったけどぉ、今まで見損なってたわ
【滝夜叉姫ストーリー】
平将門の娘五月姫は、天慶の乱において父を討たれた無念を晴らそうと思ったが、女の身では力で敵わず七日七夜貴船の神に祈願をした
その満願の日、姫は貴船の神より妖術を授かり名を滝夜叉姫と改め、下総の国相馬の城に向かい手下を集めて父の恨みを晴らそうとした
関東近隣で悪事を働くことが都に聞こえ、朝廷は陰陽博士の大宅中将光圀に姫征伐の勅命を下し、光圀主従は下総の国に向かう
手下を討たれた滝夜叉姫は貴船の神より授かった妖術をもって光圀らを悩ませるも、光圀は陰陽の術で妖術を打ち破り見事成敗する、
という復讐劇のはずが逆に成敗されるという創作神楽ではよくある話
画像は光圀と光成の登場から、これから成敗するよという決意と覚悟の絵
五月姫の登場シーンはつまらんのでラストに
白い髪が手下の蜘蛛丸で黒が夜叉丸、滝夜叉姫は主役なのでちょいちょい出てきがち
全員が衣装早替えがあり、姫は鬼面の早変わりが数回ある
姫が奥に下がり、変わって光圀たち登場
幣が陰陽師で刀が武士
始まりの舞い、俺たちは任務を果たすぜ、みたいな準備運動
衣装に鶴亀で縁起も担ぐ
変わって夜叉丸、こんなに髪が乱れるほど激しい舞い
蜘蛛丸も加わって2人でシンクロ舞い
広島は同調するけど石見は対で舞う
五月姫から滝夜叉姫なった2人のボス
広島神楽は幕後ろに台がある
鬼着は団体がいちばん金を掛ける衣装
金糸銀糸で刺繍されガラスなども縫い込まれることも、ウン〇万円したり・・・重い
広島はこんなふうに登場人物が並ぶことが多い(好きに書いてすいませんね広島県人の方、でも舞ってるのは島根県人)
悪役が去るとまた武士登場で、わざわざ白い上着を着てる←これが後で効いてくる
後から悪役も順番で出てくる、狭い舞台ですから大勢では無理
チャンバラ、悪役は赤い上着
わざわざ着てきた上着は、肩から留め具が解除され身頃がダランと下がる仕掛けのため
これを肩切りという
全員でも個人でも激しく回りながら衣装を落ち着ける、と共にスゴイだろの見せつけ
裾がこんなに翻ってます、風を感じる
でもやっぱり勝負
ハイ、勝負ぅぅ
1対1で勝負
もう負けそうかも
最後のあがきの勝負で手下は死ぬ
鬼面を付け滝夜叉姫再登場、ここでも上着着用
この演目ではやたら片足立ちが多かった
その度に客席が沸く、鍛錬の賜物へのエールのように
蜘蛛丸が仕込んでたのか?蜘蛛の糸
からのスモーク
からの鬼姫ジャーン、面が変わった
ハイ、鬼立ちポーズ
最後の戦い
なんとなく負けそうな気分の鬼
クモの糸を絡めつつ戦う
かっこいいシーン
舞台に立つ人は自分たちの見せ方知ってるのでカメラで撮りやすく見せてくれる
で、ブスゥぅぅ、とどめを刺された
メイクしてるからじゃなくベースがイケメン
で、最後は勝利の舞いだか歓びの舞いだか・・・
とにかく上手くてメチャメチャ感動、客もうなってたよ拍手喝采
飯南なんて田舎の団体、なんて思ってた自分を恥じるよ
①姫が出てくる
②貴船神社で祈願
③みなぎる不思議なパワー
④イエ~い、歓喜
ここが演目の始まり
これは30日と1日に地元TV局敷地で行われた『第10回 輝け11 しまね町村フェスティバル THE FINAL』というイベントで
隠岐や島根の山あいの11町が一堂に集まりグルメや特産物の販売、
それこそ太鼓や踊りの芸能を自慢するフェス、各地ゆるキャラも集まってた
コロナ前は好んで隠岐のグルメを買ってたなぁ、サザエのつぼ焼きとか……でもファイナルってことは今回で最後
コロナ過ぎてこれからって時に終わりって、もっと神楽見たかったわ
土曜は神楽2団体、日曜は3団体も出てたのにもう見れない
各地で見ればいいって言うじゃない、島根は長い県なので隣の県に行くより遠いんだよ、残念