2日はイオン松江店で石見神楽を堪能できて、塵輪の次はオロチだった
コロナのせいで立て続けに公演は中止、の代わりに店内練り歩きというイベントに変わり、気持ちが消化できないような感覚に陥ってた
近年のコロナ対策やそれぞれの注意や警戒によって、神楽に関わらず多くの催しが復活してる
イオン松江店でも公演が行われるようになって神に感謝
「オロチ」というワードを聞いたことある人は少なくないと思う
アニメで、とか‥神話で‥とか、人によってさまざま・・・
島根県西部には石見神楽という神話をモチーフにした荒々しい印象受ける神楽がある
もうこれはエンターテイメントの域に達してるのに、日本の一部しか知る者はいなくてもったいない
この間見たオロチを紹介したい
ストーリー・・・
姉のアマテラスに乱暴したり困らせたスサノオノミコトは高天原を追放される
降り立った出雲の国・斐川にさしかかると、老夫婦が嘆き悲しんでいた
訳を尋ねると夫婦には8人の娘がいたが、ヤマタノオロチが毎年現れてすでに7人の娘をとられ、最後の1人もとられる運命にある
これを聞いたスサノオは大蛇退治を約束し、酒好きのオロチに毒酒を飲ませ退治ようと計画し作らせる
悪行のため高天原を追放された須佐之男命は出雲の国・斐川に降り立つ
(ここから改心し、良い行いや人助けをして英雄物語の始まりとなる)と自分は思ってる
まずは出だしの舞い
毒酒を作るための樽を持って老夫婦登場
8人目の娘 稲田姫も続く
今から大蛇を退治してくるので安全な場所で待っててください、…みたいな
オロチを待つ
大蛇、ゾロゾロ出てくる、今回は4頭立て
とぐろを巻いた捻りをきかせたりサークル状になって回ったり、いろんなフォーメーションがある
その度に、慣れてない客はオオゥッと声が出たり拍手したり
正面じゃなく横の客にもサービス
提灯の仕組みをヒントに竹の枠と石州和紙でできた蛇胴の長さ17メートル、を1人で操ってる
オロチ、毒酒を飲み
酔いつぶれたところにスサノオが剣を持って登場
剣の袋を姫に渡し互いに気を付けてね、…みたいな
寝てる状態のオロチは殺さない、卑怯なことはしない、わざわざ起こして戦う
オリャッ
トリャッ
こういうこともある
そうこうしてるうちに姫たち危うしっ、最後に残るのは近年登場した白大蛇、昔は緑か青だった
こっちの戦いも進む、獲ったドーーーー
獲ったぁぁぁ
こうして大蛇を退治した
この時、大蛇の尾から出た剣は天の村雲の剣(あまのむらくものつるぎ)として、アマテラスに献上され、スサノオは助けた娘の稲田姫と結婚する 正式は天叢雲剣
ラストは勝利の舞い、だったか、喜びの舞い、だったか忘れたけど…勇壮に舞う
皆、感謝、一件落着
さらに激しく舞って喜びを表現
客席に感謝し、舞台上で見てる神に感謝し、幕が下りる
最後は誰もが面を外し客席に感謝
結構若い子が隠れてて世代交代が上手く行ってる証拠、石見神楽の将来は安泰だ
自分でまとめたスライドショー、多数の画像で大変だった(音は物語のイメージ)
おもしろいのを見つけた、大蛇はこうやって作られる