ニャゴめし酒場

田舎のアマチュア写真家のたわごと

石見神楽カレンダー2022+イオン松江での正月イベント

まず、2日にイオン松江のイベントで石見神楽の公演があった

これは12月中旬ごろに情報を知ってて待ち望んでた

なのに当日行った際は駐車場が予想以上に混みこみで、あるエリアで車が前に進まず捉まった

早めに行ったのに予定が狂うし、天気予報に反して思いのほか好天

このせいで大勢が押し寄せたのか?

松江はイオンくらいしか楽しめる場所がない一極集中状態?(…言い過ぎか)

これによりイベントスペースは大勢の人で蜜、客席は大きめのブルーシートが敷いてあったのに隙間あきあき(コロナであえて隙間?)

もっと詰めて座ってほしいのに、座り客の後ろには立ち見の壁で声も届かない

取りあえずカメラを出してみたが隙間から舞台を狙っても、子供を抱いたお母さんの子供の頭がグラグラ動いてスペースが安定しない

もうこれはしょうがないのでカメラを撮るのはやめて、今回は見るだけに専念することにした

あの駐車場の出来事がなければ立ち見の一番前を狙えたかもしれないのにと、後悔しかない

演目の順は『鍾馗』→『大蛇』 初めての生鍾馗が正面から見られると期待してたのに残念、エスカレーター付近で斜めから鑑賞

自分の前は通行人が行き交う、でもそんなの目に入らず舞台をガン見

大太鼓や奏楽、お囃子のリズム感ある声が、久々に魂に響いた

やっぱ浜田の一流の生神楽はいい

来てくれたのは浜田の〖後野社中〗、一番好きな団体で一番上手いと思ってる

それに後野さんは3年続けて来てくれてて感謝

次に期待する、次回はしくじらないように・・・

 

今年のカレンダーは現場に用意されてると確信してたので、送料高いので公式サイトでは買わずに社中の人から直で購入、表紙はオロチ

担当は去年の練り歩きの時に話した人と同じ人だった、大太鼓を叩いてる人

 

作りはいつもと同じように月ごとの演目や社中紹介

 

1月は『天蓋-てんがい』採物舞(儀式舞)これについては今月別で触れたい

 

7月は『熊襲-くまそ』神楽能(能舞)これについても7月に、日本武尊が幼き頃の話でまあ好き

 

11月は『八十神』神楽能(能舞)これについても11月に、神様たちも案外ワルモノだなという話

 

1月、7月、11月と、これが新規に加わった演目、演目にも限りがあるのでカレンダー制作も大変だ

今まではこの下の部分は「浜田市観光協会」の表記だったのに、今回から後野さん???

どういうこと?スポンサー?観光協会は何してる?観光協会はノータッチ?な訳ないわ

 

名刺サイスのカードも付いてた、表が鍾馗で裏は疫病退散

今コロナが流行ってるので闘うと同時に、それが治まり終息に向けての祈りのメッセージを含んだのが鍾馗なので、舞う社中の心意気を感じてジ~ン

 

公演の前にこの動画を前もって下見してたのに、実際は正面から見れなくてショック

物語りは ‐‐‐昔の中国の唐の国の皇帝がマラリアにかかり伏せっている時に夢を見た

宮廷内で悪さをする小鬼たちを退治したのが、長いヒゲを蓄えた大鬼、、鬼は自らの名を鍾馗と名のった 大鬼=鍾馗(夢の中の設定)

夢から覚めた皇帝は病が治っていて、著名な画家を呼び鍾馗の絵姿を描かせた

というのが中国の故事「鍾馗」で、これと能の鍾馗須佐之男命(スサノオノミコト)と蘇民将来との「茅の輪」の故事が合体したものだって、、、難しいね

でも疫病(コロナ)を退散(現代ではワクチンや医療従事者)するってことを物語ってるんです

ちなみに演目オロチに出てくるスサノオ鍾馗は同一人物

神々が住む天の国の高天原を追放されたスサノオは、出雲の国の斐伊川付近に舞い降りる

で娘を食うオロチを退治した

その後プラっと唐の国に行って疫神(鬼)を退治したのでヒーロー化される

でもなぜ英雄なスサノオ高天原を追放されたのか?

それは姉のアマテラスが困り果てるようなことを沢山しでかし乱暴者で、心を痛めたアマテラスは岩の中に隠れてしまう、これが演目『岩戸』の始まり

そのため世の中全てが闇夜となり禍(わざわい)が起こって八百万の神々を怒らせたので、スサノオは髪を抜かれ手足の爪を剥がされて罪滅ぼしとして追放される

アマテラスはそれを聞き入れ世に日の光が戻る、、という・・・神話は近くで繋がってるんだな

スサノオは若気の至りでいろいろやらかしたけど、最終的にはいい行いをした、神もたまには間違うってこと、人間界と同じかな