ニャゴめし酒場

田舎のアマチュア写真家のたわごと

シャムチがいなくなって

9月になってしまった

猫は帰らないまま、、何の好転もない

7月12日の酷い雷雨の日に、カミナリが嫌いなくせにシャムチはいつも通り出ていってしまった

どこか他に安心できる場所でもあるのか?雷が鳴ると毎度のように外に出ようとする

家にいた方が安全だと思うが、出たがる気持ちは強く引き止められない

そして毎度のことながら、雷が終わるとシレッと帰って来る

今回もそうだと思ってた、思ってたのに今回は違った

12日未明の雷雨は今までにない激しさで、深夜から朝、正午を過ぎても続いた

道路は川になり濁流で車でも危ない気がした

ここまで最悪になるとは、猫を出してしまったその時には思いもしなかった

いつもと違うので、もちろん心配はした、心配は募るばかりだった

ところが午後3時過ぎには、あの雷雨は何だったのかと打って変わって気持ちのいい快晴になった

これでシャムチが帰って来ると、いつものように何食わぬ顔で帰ると思ってたのに・・・

帰ることはなかった

 

次の日からは捜索の日々だった

町内は元より、両隣3地区を捜索しポスティングして回った

今年は8月より7月のほうが暑くて、それを避けるため早朝4時半や5時起きで猫探しした

新聞にも載せてもらい、3キロ離れたこんな所にいるはずはないと思いながらも、見たと言われれば行って探したし諦めてたまるものかと強く思った

そんな強い気持ちもここまで見つからないと、くじけそうになるし、8月は雨続きが多かったので探しに行けないしで、シャムチがいなくなってちょうど1か月目には心の糸が切れて初めて号泣した

それでも朝や夜には探し歩いて、早朝起きのおかげか早起きになったし歩きで多少は鍛えられた気がしてる

いろいろ気を詰めてた日々は、なぜか時間が経つのが遅く感じられて、今はシャムチがいないことをしみじみと実感するだけだ

部屋で手足を投げ出して寝てる姿はないし、庭のお気に入りの切り株に顔をこすりつけてる姿もない、家の隣の野原を見まわしてると決まって足元にすり寄ってくれたあの感覚も消えた

新聞掲載やポスティングのおかげで連絡が来ることも今はなくなった

次第に自分の感情も落ち着きつつあり、心の整理が付きそうかも‥‥‥

でもわからない、まだ

アマゾンで買った手貼りラミネートしたポスターを、同じく買った強力テープで道路沿いの窓に貼った

雨の日でもにじまない剥がれないことを証明するだろう、田舎の生活道路なので見る人は多くないけど、今はこんなことで自分の感情が壊れないように保ってる

本当はシャムチに帰ってきてほしいと強く望むし、まだ探す

こんなにきれいにラミネートできて国産品にはビックリ、もっと早く出会いたかった

下に見えるのはシール部分を剥がした白い紙、雨や水分には強いけど日焼けがどうかな?

自然に朽ちていくまで貼っておく気でいる、そしてアマゾンのレビューに書くとか

最近の異常気象でいつどこで何が起こるか分からないので、外に出られる猫飼いの人は注意してください

自分のような過ちを起こさないように

シャムチとの心の絆がまだ繋がってますように、神頼みしかできなくなったわ