ニャゴめし酒場

田舎のアマチュア写真家のたわごと

シャムチとハクチ

ちょうど1年前の今日の明け方、14年間ともに過ごしたシャムチがいなくなってしまった

元々カミナリが大嫌いで遠くから音が聞こえるとソワソワし、なぜか外に出たい衝動が常日頃あってその瞬間も出たがった

もちろん出したくはないけど、雷が終わると何事もなかったように帰ってくるので、いつのもことだと出してしまった

けれど、その後すぐに激しい雷雨と生活道路が川になるほど水が暴れ大惨事の状況に

外が明るくなって家から見てるとシャムチが無事でいるかどうか不安になったけど、昼過ぎて3時頃にはあの大嵐がどこにいったのかと、清々しく心地いい晴天になった

そのうちシャムチが帰ってくる‥‥‥と、思い始めて待った

けれど次の日になってこんなに帰って来ないのはおかしい、と思い初め、それからは捜索の日々

SNSや地元新聞にも載せてもらい、途中で経験者からアドバイスがあれば従い、目撃情報があると確かめに行った

でも、どうしても再会することはできなかった

7月12日にいなくなって、情報によりバタバタ動かされ前年より暑かったので消耗し、12月に最後の情報が入ってもそれ以来は何もなく時が過ぎるだけ…

シャムチを忘れることは一生ないだろう、それだけ思い入れの強い家族

常に思い返すし過去に撮った画像を見てメソメソしては、シャムチに笑われるだろうなとも思い笑

それに、たぶんシャムチはもうこの世にはいない、、、いなくなる前の写真を見直すと少し辛そうに見受ける

それをもう老猫だから弱々しいと決めつけてた

あの日いなくなる直前に振り返った時の表情、、…じゃあね、とでも言ってるようだった

少し違和感があって、ちょっと待ってと声をかけたけど時すでに遅く、後ろ姿は闇に消えていって後悔しかないし、あの表情を忘れることもない

弱気になって心は壊れそうで、もう自分自身がダメかもと思った

けれど、シャムチが託してくれたようなハクチの存在に救われてるのかも

去年1月に、ここに猫いるよとシャムチが雪の日わざわざ外に出て案内するように教えたくれた猫は生後2カ月くらいで、思わずかわいいと声が出てしまった

そこに赤ちゃん猫だけがいるわけないのでお母さんどこにいったの?と問うと、初めて人間に声をかけられたのか?一目散に逃げていった、たぶん母猫の下に

鼻筋の白が印象的でしばらく忘れてたけど、シャムチ捜索中に偶然ばったり再会し今に至ってる

耳も体も小さく成長した感がない猫ハクチは今後どうなるんだろう

あともう少しの所まで来てそうなのに懐こうとしないし、ビビリで近寄れば逃げる、ご飯だけは食べにくる、、、って、利用されてますがね

シャムチとハクチ、全然タイプの違う猫だけど、シャムチ以上にハクチが平等な存在になってくれないかなと今は望んで、シャムチが迷うことなく虹の橋を渡って逝ったのなら心が救われるよ

今日はシャムチがいなくなってちょうど1年、あの日の天気とは大違いだ