ニャゴめし酒場

田舎のアマチュア写真家のたわごと

ホーランエンヤ2019

今日は松江市ホーランエンヤという船神事の「渡御祭」があった

自分はテレビやネットのライブ放送で家で見た

放送では信じられないくらいの人出ということで、行かなくてよかった

と思う反面、死ぬまでにはもう一度、近場で見ておきたい

祭りは好きじゃないけど、ホーランエンヤは別物

数日前からウキウキ心が弾む感じで、松江市に産まれたからにはDNAが「見よ!」と命令する

ホーランエンヤ宍道湖と中海をつなぐ大きな川の上を、松江城山稲荷神社から10キロ離れた阿太加夜神社まで、御神霊を船でお送りしてお帰りいただく9日間続く日本三大船神事の一つ

伝馬船という装飾された船とその他100隻の船が、1キロにも連なって「ホ~オラ~エ~ェエ、エ~ィヤサノッサッサ」と掛け声(唄)を出して櫂をかく場面は見もの

船は中海沿いの5大地が出していて、数か月前から練習に励み、田舎なので後継者獲得も大変らしい

伝馬船の上で、歌舞伎風の化粧をした若者の男性が、刀に見立てた櫂を振ってキレッキレの踊りでカッコよく見えを切る姿には惚れる

ちなみにこの役割は「剣櫂」と呼ばれ、5地区の一つでは小中学生が務める伝統があるようで継承されている

「剣櫂」とともに魅力なのが「采振り」

女性的な化粧をして着物をまとった、これまた若い男性が棒の先に布の付いたものを女性的な動きで振る姿にも見惚れる

あと女の子の姿に化粧をした少年による太鼓は、小学生が務め可愛い姿に微笑んでしまう

祭りにはもちろん由緒正しいいわれがあって、370年前から行われている

詳しくは公式サイト

22日の「中日祭」は阿太加夜神社近隣を船が上船され、陸での祭りになるのがすごい

26日の「還御祭」は行った道を帰る+城山稲荷神社付近での祭りで終了

どこをとっても完成度が高くて抜かりのない、10年に1度の勇壮で豪華絢爛な時代絵巻をご覧に、ぜひお越しください