松江市島根町加賀にある澄水川に沿って少し奥に進むと、『澄水川の蛍』という名所がある
出雲風土記にも記載された加賀川が現在の澄水川ということで、ここには3種の蛍が生息しているのだという
自分は初めて訪れた場所だったけど、確かにきれいな水の流れる川だった
その川の近く、田んぼが広がり裏は山、のような場所に神社らしきものが建っていた
近寄ると新宮神社と彫られた鳥居と小さめの神社があった
御祭神は速玉男命(ハヤタマオノミコト) 神話ではイザナミノミコトが死んでしまい黄泉の国(あの世)に行くことに
イザナミに会いたくてたまらない夫のイザナギノミコトは迎えに行く
ところがイザナミから自分の姿を見ないでほしいと言われる
なぜならイザナミの体はすでに腐りかけてて、それを見られたくなかった
なのに強引に見てしまったイザナギは、怒って化け物のようになってしまったイザナミと黄泉の国の霊達に追われる
この世に戻る道すがら、はいた唾から生まれた神が速玉男命
という、神話ではいろんなところから神が生まれてて、詳しく知るとショッキング
話しはそれたけど、この神社はかなり小規模で一定の地元の人しか訪れない感じ
本殿
桜の咲く時期に行った
前日が雨だったので川の水は多めで激しい
この一帯が蛍の生息地
鳥居
始めは目当ての神社ではなかった、地図にも載っていない
海端に多く見かける出雲構え式
しっぽが上に立ってるのは神社巡りをしてみて初めて知った
向こうにはお座りタイプがいるけど
境内に、この祠の祭神は大己貴命(オオナムチノミコト)、誰もが知ってる大国主命のこと
おぉぉぅ、この神社は案外、いわれのある所かもな