ニャゴめし酒場

田舎のアマチュア写真家のたわごと

加賀神社(松江市島根町加賀)

松江市島根町大芦からさらに奥へ進むと加賀港がある

そこから次々と島根半島の各港を巡れるようになっていて、同時に各所に神社がある

この加賀神社は生活道路の脇に建ち、大きな境内を構え多くの神が祭ってあった

出雲風土記によると加賀神埼の潜戸(くけど)内に祀っていたものを、後に陸地に移したとある 海上安全の神様として広く信仰があり、拝殿内には港町として栄えたことを示す大きな絵馬が掲げてある』と「島根町まち歩き散策マップ」に記載されている

御祭神はイザナギノミコトとイザナミノミコト、キサカイヒメノミコトの女神、天照大御神猿田彦、他一柱と神様が盛りだくさん

なのでだだっ広い境内が必要だったわけだ 『キサカイヒメノミコトが闇い岩屋を金の弓矢で射通され、光り輝(カ々)やかせたことから「加加」「加賀」となったとあります ゆえに、同社の読みも「カガ」ではなく「カカ」神社となります』とある(出雲国神社めぐりブログ参照)

こんなことから謂れと歴史を持つ神社だとわかる

田舎にある神社としてはかなりデカめで立派なこともそれを示している

今回初めて訪れてそう感じた

どうも近年に改築されたようで、社拝殿は木の香りがしそうなほど新品同様に思えたけど、実際は出雲風土記にも登場する由緒ある神社

ここが加賀の旧潜戸という場所

船から上陸できるけど、ここの奥は幼くして亡くなった子供の霊を祀る場所となってて、お地蔵さんが並び、子供向きのおもちゃやなんかが供えられてる

ダークなイメージじゃなくて、親子の絆を感じるような神聖で静かな信仰の場

この洞窟はお母さんの産道をイメージしてるのかもと思う

新潜戸は少し離れた場所にあって、青の洞窟みたいで距離200m程の洞窟のトンネルを船で遊覧できたりする                       Takacchiさんによる写真ACからの写真

神社入って向かって左手 左から熊野神社、恵比寿社、西神社と神社の中にも小さい神社や祠が並び、それぞれに御祭神がある

左手から見た本殿、もう立派拝殿

の彫刻、惜しいことかな、神社の扁額は取り外されたままだった

まさにリフォーム中?離れた所に何か作業してる人たちがいた

右手にも左と似たような造り 左から東神社、日御碕神社の祠が並び、ここもそれぞれ御祭神が違う

手水舎があって、随神門前にかなり年季の入った狛さんたちがいる

「この周辺は風土記の時代も現代と同じように「加賀」と呼んでいた」とある

拝殿の神社名を記したものは外されてたけど、実はかなり古くからある

加賀神社の社号

標遠目から

道路の歩道側から 加賀神社は開けた明るい場所にあって、風格と迫力を感じることができた

そして、きちんと管理され、地元の人に愛されてることがわかる神社だった