雑煮といえば地域によって違いがある
松江市では小豆雑煮が一般的 「ぜんざい」とか「おしるこ」みたいな感じの甘いやつ
少し塩も入ってて食卓で砂糖を自分好みに入れて甘さを調節するとか
が、自分は好きじゃない、甘いので
小豆雑煮は20年は食べてない
基本、甘味とかスイーツとかほとんど食べない
疲れた時にたまにチョコを食べるくらい
好きな雑煮は醤油海苔雑煮
もうこれ激旨
だし汁(カツオや昆布、あごなどの顆粒でいい)に醤油を入れて煮るだけ
これだけではシンプルでつまらないけど、味を決めるのは海苔
海苔自体が旨いので他には何も必要ない
「もみのり」ならぬ「もちのり」
「もちのり」じゃないとダメ、もみのりでは充たされない
もちのりは乾燥した岩ノリで、これがだし汁に混じると岩に生えてた状態に戻って、それを餅に絡めて食べると最高
この海苔がないなら雑煮は食べないと言ってもいい
自分はだし汁少なめにして蘇った海苔と餅のハーモニーを楽しむ
この醤油海苔雑煮は出雲地方の食べ方
出雲には十六島(うっぷるい)海苔という高級ブランド海苔がある
十六島海苔は冬場の波が打ち付けるような危険な岩場で、採り手が一枚ずつ摘んだもの
採るのも命がけで貴重な天然海苔だ
海苔そのものが繊細で磯の香りも強いと言われてる
この海苔は『ぐるナイのゴチになります』や『秘密のケンミンSHOW』でも番組内で取り上げられてた
『ニッポン行きたい人応援団』では外国人が実際に海苔の収穫を体験
数年前『満点青空レストラン』ではNON STYLEの2人が海苔の収穫に来てたな(大荒れで海に近寄れなかったけど)
芸能人は食べてるのに自分は高価で食べたことない、近場のお店で売っているのに
そんな高級品を一般家庭用にしたのが「もちのり」
これだけで美味しいので自分は「もちのり」止まりでいい
興味のある方はこのサイト
我が家で食べてる「もちのり」を扱ってます
麺類に入れると味が引き立ちます
「松江おどん」という食べ物が松江にある
おでんのだしや具をうどんと一緒に煮たもので、仕上げにこの海苔を入れるのが定義だとされてる
我が家でもおどん好きがいるので、おでんの終わりごろにはおどんを作る
おでんの汁が濃くなってたら水で薄め調節し、おでんの具は2~3個トッピング
ネギものせて器のヘリにはからしを付けとく、不思議に感じるけどこれがマッチしますぜ