ニャゴめし酒場

田舎のアマチュア写真家のたわごと

ハクチの好きな部分

懐かないくせにまるで我が家の猫みたいなところ

出会ったのは2年前の1月10日
3日前からゲリラ的な積雪で、昼間に太陽が出たので翌日は融けるかもみたいな静かな夜
長年、一緒に暮らした愛猫が部屋で手足を投げ出して熟睡してて、それを見て心からまったり癒されてた
ところが何かの拍子に立ち上がると、戸の前に立った←これは外に出たい合図
「今冬だよ、雪が降ってるよ」と説得するけど出たい意志は固い(田舎なので外出自由な猫)
それでも雪の日にトラブルがあると困るので「じゃあ、一緒に行くわ」と言うと、何だか愛猫も嬉しい様子
そしてまるで行く先が決まってるかのように先導され進んだ先には、生後2カ月くらいの赤ちゃん猫が雪の上にいた
えー???何でこんな所にぃ?
もしかしたら母猫が数匹の子猫の移動中で順番待ちだったりするのかな、などと予想
鼻筋に白い模様がハクビシン?みたいなインパクトの子猫、か弱そうな小ささに思わず「かわいい」と声が出た
久しぶりに目にする赤ちゃん猫にこちらの気分は盛り上がっていく
なのに愛猫は役目を終えたように自らの身づくろいをし始めた、お~い!
すぐさま子猫に「お母さんどこ行ったの?」と問った瞬間に、一目散に逃げられた、たぶん母の下に
おそらく初めて人間に声を掛けられて驚いたんだなと察し、走って逃げられるほどなので心配はしなかった
深追いせず、自分の愛猫が一番ということで次第にこの日の一件も忘れていった

けれど悲しいことに同年の7月12日未明に愛猫がいなくなった
地元メディアやネットの猫探しサイトにすがり頼り、朝夕足を棒にして捜索しても解決はしなかった
それでも探してる最中に、町内の近場であの時のハクビシン面の子猫が成長した姿に再会できた
奇跡的で喜ばしいことだけど、捜索のほうが優先なので気に掛けてるヒマはなかった
ストックされてたエサが残ってたこともあり、どんな猫でもいいから食べてくれと少しづつ外に置くようにした
初めはなくならなかったのに徐々に減るようになると、どこのどんな猫が食べに来てるのかが知りたくなる
それを突き止めるとやっぱりあの鼻筋が白い猫だと判明
今は朝夕ご飯を食べに来るようになり、住処も分かってるものの深入りはせず自然に懐くことを目標に接してきたけどぉ、
全然、懐かんがな
こっちは利用されてるだけ、触らせてもくれないのでオスかメスかも不明、しっぽを立てて歩いてるとこも見たことない
これから雪が降るような時期になると心配が募り、我が家の猫になってくれれば何もかもが解決するんだけどなぁと半ばあきらめ
いなくなった愛猫が存在を教えてくれた猫が今近くにいて、自分の代わりに面倒見てあげてと悲しまないでと託されたのだと信じ、
ハクチと名付けてこれからも接していく



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