ニャゴめし酒場

田舎のアマチュア写真家のたわごと

石見神楽カレンダー10月(2021) 演目「日本武尊」

久しぶりに神楽ネタ

7月に14年一緒にいた猫がいなくなってからというもの、猫探しに明け暮れる日々だったし、気分的なことで一眼カメラもやる気にならないし神楽含め諸々がどうでもよくなった

けど、あれから3カ月強経ち気持ちも穏やかになってきて、心の整理が付くようになった

もちろん猫が隣にいないのは悲しい、いつか帰ってきてほしいとも願う

でも帰らないのだ、、今はたまに泣くけど冷静に受け止めて現実を見ようと決心した

振り返ると石見神楽カレンダーの月ごとの紹介もやめてたので、今日から復活

ちなみに7月は「天神」8月は「塵輪」9月は「鍾馗」だった、この3つに関しては昔紹介したので済

今月は『日本武尊』、「やまとたけるのみこと」と読む

歴史や神話好きの方はピンとくるでしょうし、好きな人多いんじゃないかと(知らない人は誰それ?の世界ですが)

■ストーリーは

日本武尊の東夷(とうい)征伐を題材にした神楽です。九州の豪族熊襲(くまそ)を平らげた日本武尊は、父、景行天皇(けいこうてんのう)に報告しますがすぐさま東の国を平定するよう命ぜられ、東国へ出発します。道中、伊勢の宮に参拝し、叔母君大和姫に会い天の村雲の剣と火打ち石を賜ります。

一方、駿河(するが)の国にすむ兄ぎし、弟ぎしたちは、天皇の命令に従わないため征伐されると聞き賊首(ひとこのかみ)に教えを請います。「この野には、人々に害を与える大鹿がいる」と欺き、日本武尊が大野に入ったところを、八方より火を付け焼き殺そうとしますが、宝剣が自然と抜け出て、草をなぎ払い守袋の中の火打ち石で迎え火を付けて日本武尊は難をのがれ、兄弟たちは退治されてしまいます。   となつかしの国石見にある 追記*日本武尊は子供の頃から父も恐れるほど残虐性があったことから遠ざけるために九州の熊襲や東国(今の関東)に行くよう命じた、ってちょっとかわいそうなやつ、英雄なんだけど

■登場人物

日本武尊(やまとたけるのみこと)

吉備武彦(きびのたけひこ)

兄ぎし、弟ぎし、賊首(3人は悪役)(ここでぎしというのは義理の兄弟のこと?義氏ということ?兄さん弟よ的なこと?詳しくは知らんけど別の演目でもそんな言い方ある、ちなみに兄弟のカッパみたいなヘアスタイルはがっそうと言われ鬼などの悪役が被るズラ、後半で一糸乱れぬ戦い時の目安になるね)

最初に出てきた白い面の二人は景行天皇と陣羽織着てるのが武士の格好なのでお付きの人かな?

やっぱり神楽は面白い

セリフで若干の方言やイントネーションが入ってた

47分ごろ衣装が一瞬で変わる「肩切り」という仕掛けがあったね

肩にホックやマジックテープで留めてたものを外すと、上半身の衣装がパラリとめくれ腰から垂れるようになっててここ見どころ

けれど舞ってる人は衣装や鎧の重みでパワーのある男じゃないと務まらない

回って遠心力がついて止められないとも聞く、そこを止めるのもエネルギーがいる

石見神楽サイコー

日本武尊の前の話になる熊襲もおもしろいのでユーチューブで見つけてください

31日に松江のイオンのイベントで、自分が好きな後野社中が店内練り歩きするんだと

行きたいけど今年の1月にも見たしな、もうコロナが収まりつつあるのでできれば開演してほしいわ