ニャゴめし酒場

田舎のアマチュア写真家のたわごと

バチさばきが見事な石見神楽大太鼓

今年の神楽カレンダー6月演目「黒塚」は去年すでに紹介済み

なので代わりにノリノリすぎる奏楽の大太鼓の動画を見つけたのでそこに触れたい

石見神楽は鬼や神といった登場人物の舞いがあって、それを支える鳴り物の大太鼓、小太鼓、笛、手拍子の4つの楽器で奏でる奏楽(お囃子)がある

ちなみに、大太鼓は両面太鼓で胴長太鼓、宮太鼓と呼ばれ、石見神楽では大太鼓または大胴とも呼び、胴はケヤキなどの1本の木をくりぬいたもので、両側に牛皮を鋲で留めてある

石見神楽では1尺6寸(鼓面の直径48cm)前後の大きさのものを使用するのが一般的

奏楽と舞いをリードする楽器で最も重要で、神楽歌も担当

小太鼓は5~6寸(15~21cm)で50㎝前後の竹製のバチ2本で、その曲のリズムを刻む大切な役割がある

石見神楽の笛は「六孔」が使われ、古来のフルート式の歌口は吹くのが難しいことから誰でも簡単に吹けるようにリコーダー式の歌口を付け、穴の横から吹くものが戦後に浜田の笛奏者によって開発され、現在では多く使用されている

手拍子は単に鉦(かね)、手打ち鉦とも呼ばれ、またその音からチャリンコ、チャンガラと呼ぶところもあり、叩くと言わずに手拍子を擦るという

いずれの楽器も楽譜は使われずに聞いて覚え、笛の楽譜はあるものの細部まで完璧には表現できない

鳴り物について、ガイドブック浜田の石見神楽を参照(ちなみに、の後から・一部抜粋)

こういうことでみなさんに紹介しつつ自分も学んで知識を得る作戦です

惚れ惚れするほどのノリノリ大太鼓は浜田の松原社中の人、以前にもチョコッと載せてました

和の太鼓じゃなくドラムに見えるわ、神事なのにいいのかよ?と聞かれてもカッケーのでいいのだ

演目は「八幡」1神対1鬼の基本的な能舞いで、舞いもいいけど大太鼓にばかり目がいってしまう

舞いと奏楽と舞台と客席が一体となってる(客席見えないけど)

団体内でこんな演奏を魅て育った次世代の子供たちも、大人にならって伝統を引き継いでいく

この動画を撮影した人も、あえて演奏者が分かるような位置から撮ってる

松江に松原さんが来てくれた暁には自分もそうしたい

 

No.2バージョンもあった

2神2鬼の演目「塵輪

スモークも焚くし、奏楽との一体感で舞ってる人は神楽ーズハイとなっておられることでしょう

全てを盛り上げるための奏楽だと誰もを幸せにするね、バンドのライブと一緒だわ