ニャゴめし酒場

田舎のアマチュア写真家のたわごと

初詣 …虫野神社

2日に神楽を見に行ったあと、せっかくなので町内の神社に行ってきた

サボタイプのサンダル履きでぶらっと歩きで

片道2.5キロ

元旦になるべく歩くと目標を決めたし、いつものこの時期より寒さは弱い

神社まで1本道なのでただ進むだけ

人家のある道は1.5キロくらいで緩やかな登り

防寒対策はしていったけど顔を冬の風が撫でる

マフラーで口元までバリアしたけど、歩いてるのに寒さを感じた

山に近付くにつれ空気が冷たいのか

徐々に早歩きになって息が切れてきて、おぉ?これって有酸素運動じゃないか?

と気付いたのは人家の緩やかな登り道も終わるころだった

ここまで第一町人すら、すれ違うことはなかった

田舎にしてはそれなりの住民が住むマンモス町内なんですが

1.5キロが終わると、町道を横切るように整備された農道がある

ここを渡るといよいよ誰も住んでいない、数個の田んぼと畑があって、神社に行くためだけの山道が続いてる

(舗装はしてあり軽自動車くらいだったら走れる幅)

あと1キロ、いきなり道が急な登りに感じられた 息も上がり、歩みもトボトボとしたものに変わってきた

こんなことならサンダルなんかで来るんじゃなかったと、やっちまったなぁみたいな後悔、甘く見てたわ

もうすぐ着くだろうという念が何回もよぎり、切り開かれてるとは言え山道が急に寂しいと感じるようになった

ここへきても誰ともすれ違わないし、さっき農道で犬の散歩をしてる人を見ただけ、しかもはるか遠い距離

道の脇は畑があったりするけどほぼ何も植わってないし、枯草だらけ

その先には背の高い細めの竹がうっそうとしていて、その向こうは杉だけの山

反対の脇は果樹がたくさん植わってるけど、手入れされてなく枯れ木

たまにミカンの木も植わってるのに、もいだ形跡なし

全てが冬色の深緑とさみしいグレーカラーで、熊は出ないだろうけど猿か猪かが出てきそうな不安が募った

あぁ早く誰かに出会わないかな、誰か1人くらいはお参りに来てるでしょ

と期待し怖さも重なって足取りがまた早くなった

 

神社の入り口が見えたころ、やっと1人の若者男子と出会って気分が軽くなった

手水舎で清める、ここには手水が2か所ある、屋根はない

正月はそれなりの雰囲気にしてあった

今年は願い事が3、4個あるので賽銭は札を入れた

松江市福原町のいちばん奥にある、癒される神社

神社裏の小さな祠は登るのが困難な上の方にある

下には石製の賽銭箱があり、ここには硬貨を入れる

猿の頭をなでて自分の頭をなでると頭がよくなると言われる

自分は今さら利巧にならなくていいので、白髪が生えてきませんように、もしくは減りますようにと祈願

猿の足元にはみんなが賽銭

狛犬と獅子の足元にも硬貨

今年は神頼みの年だ、そして自分は年女だった

神社に行く回数も増やそうかな

帰り道はずっと下りなので、足取り軽く気分も軽く寒さも感じなかった

5キロ、いい運動になった