年に1~2回くらい、酒専門店で買ったような、こちらではあまりメジャーではない珍しいお酒をくれる町内のおばさんがいる
それは幼馴染のお母上で、親同士は特に仲良く、お互い助け合うような持ちつ持たれつの関係
そんなこともあり(というか、ないのだが)、何の貸しも恩もない自分にまでお酒を持ってきてくれる
もちろん、頼んだり物欲しそうにした覚えはない
だけど、くれるのだ お金が有り余っているのか・・・?ハデに使いたいのか?
とにかく、何かをあげれば倍返しにしてくるおばサマなのだ
今回もらったのはコレ「情け嶋」という焼酎だ
東京の八丈島の焼酎らしい
つまみは国産鮭の刺身どっさりと、その皮のカリカリせんべい、切っただけの野菜
実はこの鮭も同じおばサマから頂いたものなのだ(ありがたい限りだ😄)
焼酎といえば、自分はまずロックでしか飲まない
水割りは年に2~3回、お湯割りは冬場に少々、あとは前割りの燗を寒い時期に
なのでコレもロックだ、まぁるい氷で楽しんでみる
飲んでみると、1口目はまったりとした甘みが広がり、同時に何ともいえない強い香ばしさが広がる
コレはなかなかのパンチだ、香ばしさはどこからくるのだろう、ゴマを煎ったような香りにも似ている
のど越しはキリッと刺すように力強い
ロックで飲んでいるからだろうか・・・
氷が溶け冷えも進むと尖った感がゆるみ、甘みのほうが際立つ
飲みやすくもなるが、香ばしさは続き、のど越しはソフトに
さらに氷が溶けると、甘みはかすかに残り、香ばしさも薄れアルコールっぽさも感じなくなる
当たり前だが、おいしい瞬間を逃がさないように飲みたい焼酎だ
初めは、こんなにクセのある焼酎ダメかも、と思った 「鍛高譚」の紫蘇フレーバーしかり、「トライアングルスムース」の生姜フレーバーしかり
匂いのきつい酒は、合わせるつまみが限られる気がして・・・(そっちファンの方すみません)
でもコレは飲むにつれ、おいしく感じて深みも増してファンになりそう
驚いたのは、寝る前に風呂に入り歯を磨いても、忘れた頃にあの香ばしさが蘇ってきたこと
体の中に「情け嶋」が浸透した証拠なのかも・・・?