ふと道を歩いてると猫
いつもは車なので、道端やどこかで飼われてる外猫に出会うことはない
歩く時は、常に猫がどこかにいないか探しながら歩いてしまう
出会うと気軽に声をかける、ニャー語で
猫のいる風景は穏やかで絵になる
猫好きとしてはうちの猫もいいけど、路上の猫も気にかけたい
きちんと食べてるか、弱ってないか、みんなが幸せに生きてるか、少し心配
ノラでも、誰かから食べ物をもらっている猫はいい
いなければ自分がやる
エサやり禁止なんてクソ食らえ、です
田舎なのでやってもいいのです
けどそんなところに寂しんぼ兄弟がいた
愛がほしいと訴えています
真っすぐな視線です
こちらの心を見抜こうとするような視線
痩せていて、初めは距離を保つけど、危険がないと悟ると近寄ってきます
食べ物がもらえるかと期待するのです
この日はエサがないので触りません
この2匹は兄弟と思う
同じ大きさ、同じ痩せかた、同じ模様
おそらく初春頃に産み落とされたノラの子猫
これからの季節が厳しいところです
* * * * * *
立派な門構えと蔵のあるお宅で飼われてる猫
長~い紐につながれ、門や壁のせいで日陰の寒そうな中で、太ってるくせに寂しそう
これは家の中で飼う品種でしょ、と思うのだけれど田舎ではこういうことはよくある
皮肉なことに、寂しんぼ兄弟とこの飼われてる猫は壁一つ隔てた場所に暮らしてる
自由だけど生きるか死ぬかの瀬戸際にいる猫と、囚われの身だけど食住を保障されてる猫
飼い猫とノラの境界線って、本当に紙一重で悲しいです
余裕があれば飼ってやりたいけど、そうもいかない
この次は、カメラだけでなくカリカリも持参しようと思う
恵まれないノラに食べ物を、です