ニャゴめし酒場

田舎のアマチュア写真家のたわごと

島根原子力館での神楽イベント「十羅刹女(ジュウラセツニョ)」

島根原子力館であった石見神楽を見てきた

演目は松原社中の『十羅刹女』 彦羽根という鬼神が船を操り、日本を鬼が島に創り上げようと島根県の日御碕に攻めてくる

それを知ったスサノオノミコトの末娘・美貌の女神である十羅刹女(ジュウラセツニョ)が駆け付け国に帰るよう説得

彦羽根は聞き入れず激しい戦いの末、ついには退治し追い返すという物語り〈浜田の石見神楽ガイドブックより〉

ユーチューブの動画ではどうかな?と思ってたけど生十羅はおもしろかった

そして松原さん、お上手でした✨また見たい、また来てちょ

女同士の戦い、やってる人は男2人、女性らしい所作や指先まで見てほしい

 

スサノオノミコトの末娘の十羅刹女

出始めの舞い

 

見事な刺繍の陣羽織の後姿

頭には扇のような形の力紙と呼ばれるものがものが付く

これは力の象徴あるいは呪力を持つものとして使用

 

美しく血気盛んな女性

バックからスモークが炊かれ怪しげ

 

煙とともに女鬼登場

 

誰よりも高価な刺繍の鬼着の後姿

これでウン百万円

 

島根の日御碕海岸に勝手に降り立った鬼に立ち去るように告げる

 

でも無理なことで戦いに

来た特はロン毛茶髪で面も女鬼って感じだったのに、戦闘モードでは白髪般若面になった

一瞬舞台裏に顔を向けた瞬間の出来事、創作神楽はこういう演出が多い

 

十羅は劣勢になったのか幕裏から様子を見る

ここでは鬼タイムで舞う

 

でも引っ込んだのは実は着替えのため

陣羽織は脱いでて別の仕掛けのある衣装にチェンジ

刀をもって本気

 

鬼も同じように

 

わざわざ上着を変えたのは… 肩から垂れる身頃の解除を白い腰紐を引き

 

回転しながら肩切りと呼ばれる衣装早替わりのため

 

この仕掛けと衣装と鎧があったりして重いよ

 

戦ううち鬼が劣勢になり刀を刺される

 

死んだ~?

ユーチューブの動画でこんなシーンあったかーぁ?

 

と思いきや、鬼は往生際が悪く数回生き返る

 

でもやっぱり殺られそう

 

ちょっと待って!いや待たん

 

ぶすーーー

 

鬼の海老反り

重い衣装でこの体勢は辛いぞ

 

一件落着で舞台裏の神に勝利宣言

 

そして勝ったので素面になって喜びの舞い

素面とは面を外して素顔を見せる

 

あんがい若い子が隠れてた

鬼の薙刀を取ったどーーー

 

衣装をひるがえし退場 カッケーーー

 

石見神楽はいろんなところに神がいる

いろんなことに感謝

 

奏楽の方たち

バチさばきが見事な大太鼓の人に期待してたけど違ってた

世代交代でか?これは松原社中のオリジナル演目なので若手を当てたのか?

 

40分弱という短さなのでか最後は嬉しい撮影タイム

撮られ慣れてるので決めポーズ

喋り声が聞こえててやっぱり若者だ

 

子供に交じって記念撮影タイム

なんと姫の刀を持たせてもらってクロスに

もうサイコーの思い出

 

開催場の島根原子力館は高台にあるのできれいな海が見える

 

そして反対側を見ると悲しいかな原発

今2号機を再稼働するのかどうかの瀬戸際 どうも動きそうな方向、事故なしでお願いします

そして中国地方の方々、何かあったらあなた方の県に非難することになるのでその際はよろしく

 

仕事で疲れ果ててたけど、これで吹き飛んだ

今日のこの日を思い出とともにいろんな励みにしていきたい

神楽サイコー、現実離れできる素敵なひと時に酔ったわ

 

追記 忘れておりました、動画↓展開がほぼこれ